が最接近するとして注目を集めていた冥王星の地表面に
ハート型をした模様が見られることが話題になっています。

白いハートのかたちに見える地形は、冥王星の発見者で
あるクライド・トンボーに因(ちな)んで「トンボー・レジオ」と
名付けられましたが、

ハート形状の下の領域を拡大撮影すると、凍ったメタンや
窒素が広がる地表面に3500㍍級の高い峰々が連なる複雑
な地形であることがが確認されました。

冥王星の地下には大量の水が存在すると言われ、水が
凍ることで造山活動が起きた可能性が指摘されています。

地球から48億キロ離れたこの星は冥王星(プルート)と
呼ばれていますが …
1930年に米国の天文台に雇われたばかりのアマチュアの
観測マニアで、天文学の教育もまともに受けていないような
素人だった22歳の青年クライド・トンボーが、この星を発見
すると第9番目の惑星としてプルートと命名されたのです。

天文ファンならずとも記憶に新しいのは、この星が惑星
の仲間から準惑星に降格させられた事件です。
それは、

冥界の王ハデス(プルートン)から採られたプルートという
名前ゆえか、暗黒の冥府、永遠の地下世界の王とならざる
を得なかったハデスの運命と光の神から悪魔の仲間へと、
あるいは光の天使から魔王にまで貶められたルケティウス
やルシファーなどと妙にシンクロしてしまいそうな2006年
の出来事でした。
それと同じ2006年には、米国の科学教育団体である
ナショナル・ジオグラフィック協会が、1970年代にエジプトで
発見されたパピルス紙の束が初期キリスト教の幻の外典と
されていた『ユダの福音書』の写本の断片であると
正式に発表したことも単なる偶然とは思えません

参考ページ 『裏切り者ユダの福音書』
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/378.html
それにしても、冥王星(プルート)と名付けられた
この星の地表にハートの形の模様が現れるとは …

個人的には天を追放された堕天使が、何かを告げる
べく大きく翼を広げた姿にも見えなくもないのですが、

ニューホライズンズ(新しい地平線)の向こう側
にある真実 … つまりは、「神」の側に与(くみ)する
天使にせよ、そうではない堕天使にせよ、闇と光
との戦いの果てに見られる景色 真実をひと足さき
に我々に垣間見せてくれたのかもしれないと考えると実に
夢のある話です

また、同探査機が撮影した別の写真には、ディズニーの
キャラクターである犬のプルートの顔が見えるとこちら
も大きな話題をさらっています。

赤丸の部分ですが、見えますか 強引といえば …

強引だけど、そんな気がしないでもないような …
そもそも、
ディズニーのプルートは、1930年に冥王星が発見された
ことから、その名が付けられたわけで、偶然にしては
出来すぎですが、こちらも愉快な話ではないですか
要は、
必然というか奇妙な一致があるものだと言いたい
わけなのですが …
もし、これが、
シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)で
あるとするなら、どんな意味があるのでしょうか

ニュー・ホライズンズはこの後、2015年8月まで冥王星の
観測を続け、2016年5月までにすべての観測データを地球
に向けて送信する予定だそうで、今後も新たなる発見を
携えた驚くべき画像を送ってきてくれることでしょう
ところで、
惑星(プラネット)の語源はギリシャ語で「浮浪者」
「彷徨(さまよ)う人」という意味のプラネテスです。
名付け親は古代ギリシャの哲学者プラトンであるとされて
いますが、完全なる天の運行のなかで時折、不完全な動き
をする星を見て、まるで「浮浪者のようだ」と思ったとか …
古代ギリシャ(サモス島)のアリスタルコスは、BC280年に
太陽を中心にして、その周りを5つの惑星が公転していると
いう説を唱えました。
それは、コペルニクスよりも1800年も前のことですし
プラトンもまた、善のイデアである太陽が宇宙の中心で
あると考えていたようです。
彷徨える惑星の名付け親がプラトンなら、彷徨える星々
を聖ヨハネに重ねたのはレオナルド・ダ・ヴィンチです。
彼が死ぬまで手放さなかった3枚の絵画をそれぞれに、

太陽系モデル 地球モデル その他の星モデル
であると、『ダヴィンチの罠 地動説』において
解説しましたが …
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/420.html
仮に、
地球を 『聖アンナと聖母子』に見立てて、
月を『モナ・リザ』とすると、冥王星とその衛星
カロンは、「二重天体」や「双子の惑星」と
しての『洗礼者聖ヨハネ』という関係(構図)となり
、下の「合成・合体画像」に新たなるヒント(解釈)
を授けてくれているようです。

「二重天体」 「双子の惑星」

冥王星と衛星の想像図
地球(左)と月(右上)、冥王星と衛星カロン(右下)

反転させると …


果たして、

偽りの「神」の勝利を告げるサインなのか

悪魔に貶められた「神」や「天使」たちの

苦難の末の輝ける復活の印なのか
太陽系の最深部の暗闇に存在する冥王星のイメージは
ダ・ヴィンチの最後の作品『洗礼者聖ヨハネ』を
思わせる謎に包まれた雰囲気そのままに太陽系から
外に広がる“冥府魔道”のような暗黒の世界へ
の里程標(一里塚)となっているようですが ・・・

我々の未来にあるのは希望なのか絶望なのか
はてさて、

今回はニュー・ホライズンズが冥王星に最接近すると
の報道があったために、急遽 予定を変更して冥王星に
ついての『ダ・ヴィンチの罠』を考察してみました。
もちろん、
ダ・ヴィンチの時代には、冥王星はおろか、天王星
も海王星も、発見されてはいなかったわけですが、彼が
どこまでの未来を見通していたかの試金石にはなった
のかもしれません。
次回は、予定通りに『モナ・リザ』の背景の謎に
挑もうと思っています
「蛇の道は蛇だけに」

「冥府魔道とは、嫌な響きだのぉ」
… to be continue !!
