japan-aidのブログ

透明人間2号です!

2024-01-01から1年間の記事一覧

ダ・ヴィンチの罠 天使考

ところで、 皆さんは「天使に翼はつきもの」だと思ってませんか? 前回の第6回、絵画展での『女天使』の展示においても、すべての天使たちには翼がありました。 しかしながら、実際には、必ずしも、 天使に翼がついていたわけではなかったのが事実です。 い…

ダ・ヴィンチの罠 女天使

タイトル『女天使』で、第6回の絵画展を催すことにいたしました。 【女天使】 天使と堕天使が混じってるうえに、 こいつら、男じゃねえのか?彼は何も分かってませんな! 天使に性別はないんじゃ! そうなの? ま、まさか、お前さん! 「SEXするとでも?…

ダ・ヴィンチの罠 十字架

〝過越しの祭り〟にあわせて、颯爽とエルサレムへの入城を果たしたイエス一行に対する民衆からの盛大なる歓迎の嵐から1週間も経たない同じ週の金曜日になるとユダヤの群衆たちは一転して「十字架につけろ」と声高に叫んでいたことが、ダ・ヴィンチの脳裏に…

ダ・ヴィンチの罠 大聖堂

好評につき、続編としての『絵画展』を開催いたします。 今回は、過去における展示作品(主に人物像)とは異質となる建築物(主にサン・ピエトロ大聖堂)を取り上げてみることにいたしました。 参考までに、 第1回:『ダ・ヴィンチの罠 絵画展』 第2回:『…

ダ・ヴィンチの罠 失楽園

常日頃から『旧約聖書』の神を狭量の持ち主であると感じていたダ・ヴィンチは、特に「失楽園」に至る経緯に大いなる疑問を抱いていたのです。 いわゆる、原罪を負うシーンですね。 蛇の誘惑は確かに狡猾ですし、その結果として蛇は嘘をついてしまうことにな…

ダ・ヴィンチの罠 母子展

『ダ・ヴィンチの罠』に関連する絵画作品を寄せ集めた『絵画展』『展覧会』『展示会』のそれぞれが、比較的に 好評価であったこともあって、続編としての『作品展』を開催する運びとなりました。 過去3回の『絵画展』における展示作品と同じ題名に分類され…

ダ・ヴィンチの罠 小天使

キューピッドの持ち物で有名なのが 弓矢と矢筒です。 前回の『ダ・ヴィンチの罠 クピド』に書きましたように、キューピッドは人々を恋に狂わせる黄金の矢と恋心を失わせる鉛の矢を持っています。 これを覚えておくだけでも、かなりの部分で天使との見分けが…

ダ・ヴィンチの罠 クピド

前回の『展示会』におけるオチの場面でキューピットが話題に上っていましたが ・・・ 絵画調キューピット suzuri.jp キューピッド(Cupid)とは、 天使、それとも、キューピッド? www.bing.com ローマ神話の愛の神クピードー(クピド)の英語読みの表現で、…

ダ・ヴィンチの罠 展示会

第1回の『絵画展』及び 第2回の『展覧会』が比較的に好評価であったこともあって、続編としての『展示会』を 鋭意開催する運びとなりました。 過去2回の『絵画展』における展示作品と同じ題名に分類される新たな作品を収集することができましたので、 こ…

ダ・ヴィンチの罠 聖餐式

いくら祭司長たちサンヘドリン側からの扇動があったとはいえ、このことは、ダ・ヴィンチにとって解せない疑問として今もって脳内で燻り続けているのですが、 サンヘドリン(長老会)biblestory.jugem.jp このこととは、 CC 2.0 Waiting For The Word Palm Su…

ダ・ヴィンチの罠 展覧会

『ダ・ヴィンチの罠 絵画展』が比較的に好評であったこともあって、続編としての『展示会』を鋭意開催する 運びとなりました。 前回の『絵画展』における展示作品と同じタイトルに分類される新たなる作品の類も相当数が集まりましたが別のカテゴリーでの展示…

ダ・ヴィンチの罠 武士道

小生がつらつら思うに、 ダ・ヴィンチはプラトンに傾倒し、その思想の影響下にあったと考えられますので、グローバリスト的な思考に通じる「唯名論」ではなく、ナショナリストの空気感に溢れる「実在論」の立場で「罠」を構築していった ものと推察していま…

ダ・ヴィンチの罠 絵画展

今回は、箸休めというか、心身ともにリラックスしてストレスを解消していただけるようにとの思いを込めた 『ダ・ヴィンチの罠』仕様の絵画展示会を催してみたい と考えています。 美術館めぐりのような心のリラクゼーションになってくれると幸いなのですが、…

ダ・ヴィンチの罠 聖遺物

これまでに、「十字軍の遠征」や「唯名論」を題材としてきたのは、それらが『ダ・ヴィンチの罠』と無関係ではないからです。 たとえば、十字軍の遠征はルネサンス時代を招く苗床となったわけですし、普遍論争もまたしかりです。 ところで、 未来においてヒー…

ダ・ヴィンチの罠 踏み絵

いつもの『ダ・ヴィンチの罠』からは場違いな内容の 記事に見えるかもしれませんが、巷を騒がせる時事問題 に切り込んで、一席ぶってみたいと思います。 わざわざ、H氏やA女史、あるいは、Iさんのような 仮名やイニシャル(伏字)などを使用しなくても正…

ダ・ヴィンチの罠 唯名論

中世ヨーロッパのスコラ哲学で論じられた普遍論争に唯名論(ノミナリズム)と実在論(リアリズム)があり、 喧々囂々、侃々諤々なる議論が交わされていたそうです。 スコラ学で中心的課題となったのが、「普遍とは何か」というAD11~12世紀に起こった「普…

ダ・ヴィンチの罠 騎士団

「騎士道」か「騎士団」、あるいは「唯名論」などのテーマに照準を合わせて、『ダ・ヴィンチの罠』風味での解説にチャレンジしてみたいと、前回の記事において申し上げましたが、 ダ・ヴィンチの罠 十字軍 - 透明人間たちのひとりごと 〝十字軍の遠征〟を『…

ダ・ヴィンチの罠 十字軍

〝十字軍の遠征〟を『ダ・ヴィンチの罠』仕様で解剖してみようと思い立ったまではよかったのですが、都合7回~8回にわたる遠征のすべてを網羅することは困難な作業であるとすぐに気づきました。 そこで、まずは、遠征にいたる経緯についての簡単な流れから…

ダ・ヴィンチの罠 掌返し

ペテン師パウロが仕掛けた「イエス・キリスト計画」の展開とサバタイ・ツヴィによる偽メシア騒動の流れとは、考えようによっては似て非なるものかも知れません。 特に、 ユダヤ教のメシアから、突如として、イスラム教へと改宗する「掌返し」は、ある意味で…

ダ・ヴィンチの罠 愛国者

偽メシア事件は「愛国心」や「愛国者」と無関係ではありません。 サバタイ・ツヴィの生き様が、良くも悪くもユダヤ人の民族意識に火をつけたことは間違いありません。 それゆえ、この事件は今日において、概(おおむ)ね「偉大なる偽メシア」として評価され…

ダ・ヴィンチの罠 敬虔者

17世紀半ばにユダヤ人を熱狂させ、一大ムーブメントを引き起した「サバタイ・ツヴィ運動」のつづきです。 AD1666年、メシアとして知られたサバタイ・ツヴィは、オスマン帝国(トルコ政府)に捕らえられます。 しかし彼の収監中も興奮は醒めやらず、引きも…

ダ・ヴィンチの罠 新世界

ユダヤ教についての学びの幅や見識が深まるにつれて浮かんでくるのは、救世主(メシア)の存在と「神」の実在 についての疑問です。 少なくとも、ユダヤ教の大前提には多数の神々の存在があって、その中から「お前たちユダヤの神はヤハウェただひとりであり…

ダ・ヴィンチの罠 カバラ

ユダヤ教神秘主義思想が、キリスト教世界に知られるようになったのは12世紀になってからのことでした。 それまで神秘思想の秘儀や伝統はキリスト教世界からは完全に隠されていたのです。 ユダヤ教の神秘思想が「カバラ」という呼称で統一されるようになった…

ダ・ヴィンチの罠 反乱劇

ユダヤ教徒の考える「終末」とは、「長らく続いてきた悪の時代が終わるとき」です。 この「終末思想」という観念は、日本人には実に理解し難いものです。 キリスト教にも「終末思想」がありますが、ユダヤ教の「終末思想」とキリスト教の「終末思想」とは互…

ダ・ヴィンチの罠 殉教者

十二使徒の中で最初の殉教者となったのは、ヨハネの 兄弟(兄)である大ヤコブでした。彼はゼベダイの子でヨハネと共に、雷の子と呼ばれていました。 (マルコの福音書 3 章17節) 大ヤコブの処刑はユダヤ人たちを大いに喜ばせます。 それを知ったヘロデ王は…

ダ・ヴィンチの罠 表裏性

「ポンティオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ 云々・・・」とあるように、ピラトはイエスを十字架につけた人間として、全世界の教会で自分の名前が毎週のように唱えられている現実を彼は草葉の陰からいったい、どんな思いで聞いているのでし…

ダ・ヴィンチの罠 秘密裏

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画の中で最も印象的な作品は、何と言っても『最後の晩餐』でしょう! 前回の『悪巧み』の記事で、壁画『最後の晩餐』は、 ダ・ヴィンチの罠 悪巧み - 透明人間たちのひとりごと ダ・ヴィンチが仕組んだ大いなる「罠」の目的は、…

ダ・ヴィンチの罠 悪巧み

ダ・ヴィンチが仕組んだ大いなる「罠」の目的は、 1⃣ 人類は「神」によって、創造されたのでは なく、異星種との交配により、作られたこと。 2⃣ 預言されていた救世主(メシア)はイエスでは なく、洗礼者ヨハネであったこと。 3⃣ キリスト教(ローマ・カト…

ダ・ヴィンチの罠 史実性

洗礼者ヨハネやイエスに関する資料の考察と言っても、主に『新約聖書』に記載された事柄についての史実性(歴史的事実の信憑性)を、『新約聖書』に収められている各種諸書のテキストを比較し検討するくらいのことしか出来ませんが、比較的に信頼できる文献…

ダ・ヴィンチの罠 替え玉

マラキ以来、約400年の間、イスラエルには預言者が現れませんでした。 ところが、あるとき、 突然として「洗礼者」と呼ばれるヨハネが登場します。 預言者に特有のオーラと例外的な権威に加えて独特な威厳を放っていたヨハネは「今や待ち望まれていたことが…