ひとりごと
戦後最低の投票率、変わらぬ与野党の議席数、すべて が予想通りの結果で終わった今回の衆院選を評すれば、 「ムダ」の一言に尽きるだけです。 まず、時間のムダ、そして、税金のムダ、それらに費やす 人的なエネルギーのムダもありますが … 朝刊の一面を飾る…
以前に、と言っても10年以上も前になりますが … このブログではなく、仕事上での 透明人間(エイドマン)たちのマインド教育用に準備 した 『フィールド サービス講座』 という小冊子 に、「雑稿 イソップ物語 PART-4」 として、 【北風と太陽】に隠されたイ…
今年もノーベル賞の季節がやって来ました。 6日の医学生理学賞を皮切りに、創設以来100年以上に わたって人類の進歩・発展に寄与してきた人々を顕彰する 国際的に最も権威のある賞の受賞者が発表されます 日本では、ノーベル物理学賞を3人の日本人 赤崎勇 …
流通革命の旗手として華々しいかぎりの隆盛と栄華を 誇っていたダイエーが小売り大手のイオン・グループの 傘下となった時にも少なからざる衝撃を覚えたものでした が、約半世紀にわたって親しまれてきたダイエーの看板 そのものまでもがイオンの完全子会社…
授業中や電車内、会議や国会などでも居眠りをする人を 見ないことはないほどに日本人はよく居眠りをします これは外国人からすると、かなり奇異な姿に映るようで、 「欧米にはない独自の習慣」 だというのが 英ケンブリッジ大・東アジア研究所のブリギッテ・…
おそらく日本に暮らす平均的な日本人は、遠く彼方から 聞こえてくるザッザッザッザッという軍靴の響きを、幻聴か、 幻覚か、そら耳か … はたまた現実のものなのかどうか … と、その判断が付き兼ね迷っているように感じるのは、 見当違いの錯誤や錯視や錯覚な…
米海兵隊の新型輸送機 MV-22オスプレイ1機が、昨日 の午後に御殿場市のキャンプ富士に到着しました。 配備されている普天間飛行場から厚木基地(神奈川県) を経由して、静岡県に初めて飛来したわけですが、飛行の 目的は人員輸送とのこと … です 日米…
新聞に載っていた記事に(面白いなあ) と、思える 考え方が紹介されていたことが、一頻(ひとしき)り話題と なって議論に花が咲きました。 「世界中に牛と羊は、それぞれ10億頭ほどいるそうだ。 旧大陸の産だから、コロンブス以前はいなかった南北 アメリ…
1914(大正 3)年、いまから100年前の 6月に、サラエボ でセルビアの青年がオーストリアの皇太子夫妻を暗殺し、 それを端緒に世界を二分するような大戦争が勃発します。 世に言うところの 「サラエボ事件」 と 第一次世界大戦(WW1)の始まりです 戦場は…
福島第1原発事故による健康被害をフォーカスする趣旨 で描かれたマンガ 「美味しんぼ」 の鼻血 の描写 が世間を騒がす問題となりました。 「風評被害を助長する」 と被災地 などから抗議の声が上がり、現政府の閣僚が記者会見で 相次いで批判をし、福島県双…
目には青葉が染みるといえば、山ホトトギスに初ガツオと 相場が決まるこの季節ですが … 花粉症に悩まされるようになってからというもの、めっきり と 「風薫る」 を感じることがなくなってしまったのです。 カゼと混同され、時にハナがクサくかおることはあ…
科学は進歩した。 しかし人類の福祉には一向に恩恵 を与えぬ。 それはナゼであるか、つまり女に科学者が ないからである。 北村兼子 明治44(1911)年、石川啄木が 「飛行機」 という題の詩 を作った。 「見よ今日も、かの蒼空に/飛行機の高く 飛べるを」 …
肺炎、肺化膿症、肺アスペルギルス症などの所見(症状 悪化)から肺の切除手術をすることになった弟の病状説明 や手術の承諾および5時間は要するとされる手術を見守る ために、ここ一週間で沼津と女子医大病院(東京・新宿区) との間を何度往復したことか …
連日連夜、深夜から未明、時には夜が明けるまでテレビ にかじりついての応援に寝不足気味の人も多いと思われる ソチ冬季五輪も、いよいよ終盤となり、盛り上がりも最高潮 のようですが … いや~あ、女子のフィギュアスケートは圧巻でしたね キム・ヨナ選手の…
1945年 8月9日と言えば、長崎に原子爆弾が投下された 日ですが、同時に 『日ソ中立(相互不可侵)条約』 を一方的に破棄したソ連軍が突如として満州国境を越え、 連合国の一員として対日戦に参戦した日でもあるのです。 8月11日には南樺太(南部サハリン)へ…
― リチャード・キンブル ― 職業、医師。 正しかる正義も時として 盲(めしい)ることがある。 彼は身に覚えのない妻殺しの罪で死刑を宣告され、護送 の途中、列車事故に遭って辛くも脱出した。 髪の色を変え、重労働に耐えながら、犯行現場から走り 去った片…
価値観の多様化が叫ばれて久しいですが … 多様化が加速する一方にある 精神 や 心 などの モラル に関する問題に対し、他方で価値観や嗜好が 一元化の方向に突き進む モノ や カネ といった経済 に関する問題があります。 かつての終身雇用制度にあっては、…
新疆(しんきょう)ウイグルにあるシルクロードのオアシス 都市トルファン(吐魯番)は、周辺にブドウ溝と呼ばれる畑 が広がり、天山からの雪解け水で潤う緑豊かな町です。 砂漠なのに水が豊富なのは、天山山脈からの雪解け水 だけではなく、カレートという…
「わたしは不幸にも知っている。 時には愛国心による ほかは語られぬ真実もあることを …」 下線部の 「愛国心」 を 「うそ」 に置き換えると、 そのまま芥川龍之介の言葉になるのですが、今まで「うそ」 をついたことがないという人がいないのと同様に、まっ…
日本社会は世界でも稀に見る平和な社会です。 戦後、民主主義や個人主義の洗礼を受けたと言っても、 いまなお、日本的な集団主義による世間という相互監視 システムは健在のようで、突出した凶悪犯罪は滅多には 起こりません。 無口で控えめな態度・性格は、…
夕刻からの局地的な激しい雷雨、ストロボのように点滅 する稲妻の嵐とドドォーンという雷鳴の刹那、バチッと音が して、ついに停電という緊急事態が発生したのです。 嗚呼、時すでに遅し … 停電の恐れがある ことは分かりきったことなのに、何故、こんなとき…
単純に比較することなど出来ないことは重々承知の上で あえて申し上げますが、戦前と戦後の日本人とではどちら が清廉潔白だと思いますか 私の知る限りにおいては、戦前の日本人の方が … つまり、父母や祖父母たちの時代の方が清廉な人間性を 有していたよう…
そう言えば、「あの漫画の最後はどうだったのだろう」 ふっとそんな思いを起こさせる漫画はいくつかありますが、 そのなかのひとつに 『はだしのゲン』 があります。 原爆で焦土と化した広島で、貧困と相次ぐ家族の死を 乗り越えて、たくましく生きていく少…
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」 プロ野球の野村克也元監督のボヤキ・つぶやき語録の ひとつですが、原典は江戸時代の剣術書にあるそうです。 6月26日付静岡新聞『大自在』の書き出しを抜粋 … その意味を勝手に解釈すれば、 好成績、好…
パン パン パン ハルビン駅に銃声が鳴り響く、 凶弾に倒れたのは韓国併合に反対する伊藤博文です。 銃弾を放ったのは韓国人の安重根(アンジュングン) … 列車内に運び込まれた伊藤は、直ちに衣服を脱がされ、 随行していた侍医の診察を受けるも出血がひどく…
もうすぐ山開きとなる 富士山 です。 世界遺産となった富士山に登ってみようと計画をして いる人もいるでしょうが、昔は富士山などの霊山へ登る 際には 「六根清浄」 (ろっこんしょうじょう) という 掛け声が頻繁に唱えられていました。 「六根清浄」 とは…
今朝方のことです。 右折した直後にすぐさま左折して大通りに至る信号機の ある交差点を運転中に携帯電話が鳴ったので、取り急ぎ クランクにハンドルを切りながら信号を確認するとなんと 黄色から赤に変わる直前でした。 危うかった と焦りながら通りに出て…
「嘘から出たまこと」 という言葉があります。 [嘘から出た真] [嘘から出た実] [嘘から出た誠] など と書きますが、常用漢字表に 「誠」 以外に 「真」 も 「実」 にも 「まこと」 という読み方は載っていません。 意味からすると、「嘘が(多くの場合、偶然…
先日(4月10日)、朝鮮労働党は 「労働新聞」 の紙面で、 日本列島を戦場にと … 東京、大阪、横浜、名古屋、京都 などを名指しして標的とする威嚇を発表(掲載)しましたが、 さらに一昨日(12日)には、朝鮮中央通信の論評で … 「(北朝鮮のミサイルの)射…
ウグイスの鳴き声が聞こえます 練習でもしているのだろうか 「ホーッ、ホーッ、ケキョ」 「ケキョ、ケキョ」 どこかたどたどしく、物足りない。 結局、一度も江戸家猫八のような見事な 「ホーホケキョ」 は披露されずに、いつしか鳴き声は消えてしまいました…